ガソリンスタンド関連のニュースやサービスからのお知らせ、ガソリン価格集計レポートを配信しています
2019年12月26日
こんにちは。
gogo.gs事務局 古沢です。
年末年始は、帰省や旅行など、車で移動される方も多い時期ですよね。
最近は、燃費のいい車も増えてきて給油の回数が減っている方も多いと思いますが、遠出をする時は、やっぱり少しでも安く給油してガソリン代を抑えたい!だけど、安全安心のためにも、早めの給油も心がけたいですね。
年末年始に車で遠出される方、必見!高速道路を利用する場合、どこで給油をするのがお得なの!?
高速道路のSA(サービスエリア)・高速道路のインターチェンジ周辺・幹線道路沿いにあるガソリンスタンドの、実際のガソリン価格を、比較してみました!
ガソリン価格を比較する前に、今年1年間のガソリン価格を見てみましょう。
毎週火曜日に更新している、gogo.gs集計レポート では、12月23日(月) 時点のレギュラーガソリンの全国平均は144.8円となり、5週連続の値上がりとなりました。
1年間の価格推移を見てみると、5月のGWを過ぎた頃に、レギュラー 147円台と、今年一番の高値となりましたね。
その後、ガソリン価格は下落傾向にありましたが、消費税増税を控えた9月中旬に上昇に転じました。
増税分も含めて、10月に一気に値上がりした後、再びガソリン価格は下がり始めました。ただ、この下落は長くは続かず、11月下旬頃から再び緩やかに上昇をはじめました。
原油価格が上昇傾向にあることから、お正月休みを迎える来週も、引き続き値上がりが続きそうです。
今回、ガソリン価格を比較する例としたのは、東京と名古屋を結ぶ東名高速道路・新東名高速道路のSA・PAの中でも、最も満足度の高いと言われている人気の「海老名SA」のガソリンスタンドです。
こちらが、海老名SAにあるガソリンスタンドの最新レギュラー価格となります。
高速道路のSA・PAにあるガソリンスタンドの価格は、普通のガソリンスタンドとは異なり、1週間単位で価格が決定され、HPで公表されます。(NEXCO中日本 ドライバーズサイト)
同じ海老名SAにあるガソリンスタンドでも、「上り」と「下り」で、ガソリン価格が異なる場合もありますが、今週は上下どちらも同じ価格となりました。
海老名SAにあるガソリンスタンドのレギュラー価格を基準に、「インターチェンジ周辺」と「幹線道路沿い」にあるガソリンスタンドのレギュラー価格を比較していきます。
【価格比較方法】
・ 「海老名SA」のレギュラーガソリン価格を基準とし、各店舗に投稿された「現金フリー」の最新価格を比較
・ 「現金フリー」の投稿がない場合は、「会員価格」+2円で価格差・平均価格を算出
・ 比較対象ガソリンスタンドは、各拠点から近い7店舗とする
まずは、参考までに基準価格となる海老名SAの周辺ガソリンスタンドのガソリン価格を比較してみましょう。
最近は、サービスエリア等から高速道路へ乗り降りできる、専用インターチェンジ「スマートIC」も導入されている箇所もありますが、海老名SAでは現在導入されておりませんので、あくまで参考となります。
SA周辺のガソリンスタンドは、レギュラー価格が平均 141.0円となり、サービスエリアのガソリンスタンドの価格より 21.0円/L安い、という結果になりました。
海老名SAに近い、厚木インターチェンジ周辺のガソリンスタンドのレギュラー価格を比較してみましょう。
高速道路に乗る前は、ガソリンスタンドに立ち寄る最後のチャンスですね!
厚木インターチェンジ周辺のガソリンスタンドは、レギュラー価格が平均 137.3円となり、サービスエリアのガソリンスタンドの価格より 24.7円/L も安い、という結果になりました。
店舗ごとの価格差は大きく、サービスエリアのガソリンスタンドより、-17円/L ~ -29円/Lまでと幅があります。
ただ、インターチェンジ周辺のほとんどのガソリンスタンドでは、サービスエリアのガソリンスタンドより、20円/L 以上安くなっており、サービスエリアのガソリンスタンドと比較すると、価格の安さが感じられました。
車が多く通る幹線道路沿いは、ガソリンスタンドも多く、ガソリン価格が安いイメージはありませんか!?
海老名SA近くの幹線道路(246号線)沿いにあるガソリンスタンドの価格を比較してみましょう。
幹線道路沿いにあるガソリンスタンドは、レギュラー価格が平均 142.1円となり、サービスエリアのガソリンスタンドの価格より 19.9円/L 安い、という結果になりました。
幹線道路沿いは、インターチェンジ周辺よりもガソリンスタンドの密集度が低く、価格面でも 約5円/L程高くなり、海老名SA周辺においては、幹線道路沿いよりもインターチェンジ周辺に軍配が上がりました。
各ガソリンスタンドにより多少の価格差があるものの、サービスエリアにあるガソリンスタンドの価格と比較して、インターチェンジ周辺は約25円、幹線道路沿いは約20円も安いという結果になりました。
レギュラーガソリン 50Lを給油する場合の価格差を計算してみましょう。
高速道路に乗る前に給油した場合、サービスエリアにあるガソリンスタンドで給油するより、約1,250円もお得に給油できます!
浮いたお金で、サービスエリアで美味しいものが食べられそうですね( *´艸`)
今回の価格比較は、分かりやすいように【現金フリー】価格で比較しましたが、元売り系クレジットカードなど会員価格を利用した場合は、さらに2円以上安くなる場合も多いです。会員価格で給油できる場合は、さらに価格差が広がりますね。
今回、例とした海老名SAのガソリンスタンドと周辺ガソリンスタンドの価格差は、とても大きい方かと思われます。
各地域や時期により、SAにあるガソリンスタンドと一般道のガソリンスタンドの価格差は異なりますが、gogo.gsで価格を比較してみると、10円/L以上の差があるガソリンスタンドは多いです。
また、ガソリン価格は地域により価格差が大きいという特徴もあります。
遠出される場合は、出発地で満タン給油するか、目的地で満タン給油するか、地域ごとの価格差を調べてみるのもいいかもしれません。
ただ、高速道路のSA・PAのガソリンスタンドが高いからと言って、次のインターで降りるから大丈夫!という気持ちで、給油せずに途中でガス欠になってしまった場合・・・
JAFにロードサービスを依頼すると、16,770円+通行料がかかってしまいます。(JAF非会員・昼間にSA・PA以外で依頼した場合)
2018年の年末年始に、高速道路でJAFロードサービスが出動した理由では、第2位が「燃料切れ」となっています。
(参考:https://jaf.or.jp/-/media/1/2590/2610/2639/2640/3184/2018_winter_four.pdf?la=ja-JP)もちろん金銭面以外にも、安全面でも危険な行為となりますので、高速道路走行中にガソリンが減ってしまった場合は、必ず最寄りのSA・PAのガソリンスタンドで給油しましょう。
年末年始の高速道路は、思わぬところで渋滞が起こったり、予定通りに走行できない場合も多いと思います。
時間とガソリン、気持ちにも余裕を持って、早めの給油&安全運転を心がけたいですね。