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2023年10月26日
ガソリン補助金は今年9月末で終了予定でしたが、10月以降12月末まで継続され、さらに来年4月末まで延長となりそうです。
補助額も9月より拡充、10月よりさらに増えましたが、ガソリン価格はいくら値下がりした!?
10月のガソリン補助金の支給額やガソリン価格推移、原油価格の動きなど振り返りましょう。
◎ 185円を超える分については全額支給
◎ 168円~185円の部分は、10月から60%支給
ガソリン補助金 168円~185円の部分は、9月までは30%支給でしたが、10月から60%支給となり、ガソリン補助金が再拡充されました。
168円~185円 = 17円分の30%は 5.1円、60%は 10.2円。
185円以上の部分は、全額補助に変わりないため、合計の補助額は原油価格や円安の状況などの影響も受けて、毎週補助額が変わります。
まずは ガソリン補助金の直近3ヶ月の支給額の推移を確認してみましょう。
【 8月】 ガソリン補助金が縮小中
【 9月】 ガソリン補助金拡充
【10月】ガソリン補助金再拡充
10月はガソリン補助金の再拡充に伴い、ガソリン補助金支給額が増加していることが分かります。
また、9月末にかけて原油価格が急騰したことにも影響を受けています。原油価格の動きについても、この後見ていきます。
続いて ガソリン価格の直近3ヶ月の推移を確認しましょう
9月初旬のレギュラー 183円台をピークに、ガソリン価格は値下がりはじめ、現在7週連続の値下がり中。
10月1週目と4週目の価格を比較すると、175.7円 → 169.4円。1ヶ月で6.3円の値下がりとなりました。
≫ 【集計レポート】2023年10月23日(月)時点のガソリン全国平均価格
政府が補助金支給後の販売目標とする価格は 1Lあたり175円程度。
資源エネルギー庁が発表するガソリン価格も、10月25日時点では 173.4円と目標を下回ったため、そろそろガソリン価格も横ばいで推移していくでしょうか。
今後のガソリン価格の推移にも注目していきましょう。
政府はガソリン補助金を2024年4月末まで延長する方向で調整に入った、と報道されています。
電気・都市ガス料金の負担軽減策についても、冬の暖房需要などを考慮して2024年4月末まで続け、5月に縮小すると明記されるそうですが、ガソリン補助金については5月以降については言及されないようです。
今後半年はガソリン補助金があるため、ガソリン価格は高値ながらも変動は少なくなりそうです。
来年5月以降のガソリン価格はどうなる?
原油価格がいくらになったら、ガソリン補助金なくても大丈夫になる?
ガソリン価格について、まだまだ不安は拭えません。
原油価格は、9月末には一時 1バレル = 95ドル台まで上昇しましたが、10月は80ドル台で推移。
中東情勢が心配されますが、イスラエルでの戦闘をうけて一時原油価格が上昇したものの、現段階では原油価格への大きな影響はないようです。ただ、今後戦闘が激化した場合などは原油価格が急騰する可能性も考えられます。
長引くガソリン価格高騰。
そろそろ補助金での対策ではなく、抜本的な税金の改革を望む声も大きくなっています。
今後のガソリン価格の推移、政府の対応など、ガソリン価格比較サイト gogo.gsの記事でも取り上げていきますので、ご一緒に情報共有していきましょう。