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2025年6月13日
今週発表の集計レポート 6月9日時点のレギュラーガソリン全国平均は 167.7円。2023年11月以来となる160円台となりました。
≫ 【集計レポート】2025年6月9日(月)時点のガソリン全国平均価格
ガソリン補助金の新制度が始まり、大きく下がり始めたガソリン価格。
定額支援10円に達するまで、段階的に補助金額を増やしていく新制度開始から3週目で、約1年7ヶ月ぶりとなる160円台まで下がりました。
ガソリン価格が160円台後半は、2022年1月末にガソリン補助金が開始した頃の価格となります。
6月12日からガソリン補助金の支給額は、新制度で満額となる10円に達しました。
これまで補助金の増額により値下がり続けてきたガソリン価格も、補助金額が満額に達したことで、一旦落ち着きそうです。
今後はこれまで通り、原油価格や為替などに影響された値動きをすることとなります。
原油価格は、今年4月以降は 1バレル = 60ドル台前半を推移していましたが、6月13日には 一時1バレル = 74ドル台まで急伸し、4ヶ月ぶりの高値を付けました。
中東情勢の緊迫が影響しての高値となりますが、今後も続くようであれば、ガソリン価格も再び値上がりに転じることとなりそうです。
直近10年の価格推移を見ても、ここ数年のガソリン価格の高さが分かります。
ガソリン補助金ではなく、暫定税率の廃止を望む声が多いなか、6月11日に立憲民主党、日本維新の会、国民民主党など野党7党が、ガソリン税の暫定税率を7月1日に廃止する法案を衆院に共同で提出しました。
成立は困難との見方が強いですが、7月には参院選も控えています。
ガソリン価格に直結する暫定税率についての各党の対応は、参院選においても しっかり見極めていきたいですね。