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2025年6月27日

ガソリン値上がり!中東情勢の混乱を背景に



ガソリン価格が10週間ぶりの値上がりとなった今週、中東情勢の混乱を背景に、ガソリン補助金が再び拡充されることとなりました。


新制度「燃料油価格定額引下げ措置」開始から1ヶ月で、再び変更されたガソリン補助金はどのように変わったのでしょう。


最近3ヶ月の「ガソリン価格」「ガソリン補助金」「原油価格」の動きと合わせて、確認してみましょう。





ガソリン価格は、ガソリン補助金の新制度「燃料油価格定額引下げ措置」が5月22日より実施されたことにより、大きく値下がり。


新制度前 5月21日時点で 178円だったガソリン価格は、1ヶ月後の6月中旬には 166円台まで値下がりとなりました。





ガソリン補助金は「燃料油価格定額引下げ措置」となり、5月22日から店頭価格が5円引き下がるよう、補助金支給額が調整されました。


翌週以降も、毎週1円ずつ段階的に補助金の支給額が増え、6月12日から満額となる ガソリン1Lあたり定額10円の補助金を支給。


今後「ガソリンの暫定税率」の扱いについて結論が得られ、それが実施されるまでの間まで、定額10円の補助金が続くと思われた矢先、中東情勢の緊迫化により原油価格が急騰。





値下がりを続けたガソリン価格は、今週ついに10週間ぶりの値上がりとなりました。


【集計レポート】2025年6月23日(月)時点のガソリン全国平均価格



政府は、需要の拡大が見込まれる7月から8月において、ガソリン価格の予防的な激変緩和措置を講じることとして、175円を超える部分について全額補助 を⾏うこととなりました。


6月26日からは、定額10円を上回る 1Lあたり13.4円の補助金が支給されています。


ただし、原油価格は6月22日には一時1バレル=78ドル台まで上昇したものの、トランプ米大統領がイスラエルとイランの停戦合意をSNSで発表したことを受け、1バレル = 64ドル台まで下落。


現在も1バレル = 65ドル前後を推移しています。


急激な値上がりは落ち着いた原油価格。


夏休みシーズンに向けて、ガソリン価格が今後どのような値動きをするのか注目が集まります。


また参院選を控えた今、各党のガソリン価格に関する政策も気になるところ。


今後もガソリン価格に関する動きに注目していきたいと思います。