そつなく生きてきたと言えば カッコよく聞こえるかもしれない。
でも本当は人見知りで、いつも周りの出方をうかがい
面倒なことを避けてきただけだ。
国家公務員の両親の期待に沿い、浪人して入った大学も、中退。
バイト先だった今の会社に就職し、
すぐに店舗の責任者に抜擢されるも、売り上げが停滞すると逃げたくなった。
その後、法人営業へ異動。
水を得た魚のように没頭し、乗務員との連携の大切さも知った。
いま思うと、大庭社長は...見透かしていたのかもしれない。
考えすぎる自分が、本当は失敗が怖いだけなんだと。
私はプライドが高い人間だ。
でもその”プライド„にこの会社はいつもチャンスをくれる。
昇進も果たした。
今度は一人で壁を乗り越える番だ。
負けず嫌いな自分がここにいる。
だからありのままの姿で恩返しをしたい。