イケスタ - 情熱1分大陸 - ガソリンスタンドで働くスタッフを応援しています

2022.4.20

そつなく生きてきたと言えば カッコよく聞こえるかもしれない。

でも本当は人見知りで、いつも周りの出方をうかがい

面倒なことを避けてきただけだ。


国家公務員の両親の期待に沿い、浪人して入った大学も、中退。

バイト先だった今の会社に就職し、

すぐに店舗の責任者に抜擢されるも、売り上げが停滞すると逃げたくなった。


その後、法人営業へ異動。

水を得た魚のように没頭し、乗務員との連携の大切さも知った。

いま思うと、大庭社長は...見透かしていたのかもしれない。


考えすぎる自分が、本当は失敗が怖いだけなんだと。

私はプライドが高い人間だ。

でもその”プライド„にこの会社はいつもチャンスをくれる。

昇進も果たした。

今度は一人で壁を乗り越える番だ。


負けず嫌いな自分がここにいる。

だからありのままの姿で恩返しをしたい。

【湘南菱油】エネルギーソリューション部次長 川村 昌也

2024.5.19

高校3年間遊ばせてもらう見返りに、家業を継いだ。

車やバイクに興味はなかったが、作業がもたついていると、

昔堅気の熟練工から工具が飛んでくるので、必死に覚えた。


親父は職人気質の技術屋で、業界でも知られた一匹狼。

20年かけて開発したエンジン内部洗浄システムが、今や業界の常識を塗り替えている。

親父から学んだことは、設備や資格、保証だけでは、お客様の笑顔は守れないこと。

結局、整備は人で決まる。


”交換屋„に成り下がる気はない。

これまで何度か倒産しかけたが、助けてくれたのはいつも常連客だった。


だから提案や改善のためなら、どんな手間や労力も惜しまない。

3年前から息子も加わった。

親父みたいな”財産„は残せないけど、客足だけは約束する。

みんな無理ばっか言うけどね。

【MSI 金谷オートサービス】取締役社長 金谷 樹男

2022.4.13

大手メーカーの開発部門を20代で退職。

地元に戻って始めたのが、車検代行のアルバイトだった。


そこのオーナーに認められ、暖簾分けの形でFC店舗を出店。

経営が順調に進む一方で、無資格のまま車検をこなすことに、いつしか葛藤を覚えるようになった。


思い切って認証を取得し、独立を決意。

違約金騒ぎまで発展したが、自分に嘘はつきたくなかった。


だが、一国一城の主も束の間、阪神大震災により夢は藻屑と化す。


その後、保険の契約社員として働くも、長くは続かなかった。


どこか自惚れていたのかもしれない。


今の会社はハローワークで紹介された。

ひと回りも年齢が下ながら、いつも真っ直ぐな目で夢を語り、挑戦を続ける目見田社長を見て、忘れかけていた感情が蘇った。


もし運命に甘えて良いのなら、やっぱりもう一度夢の続きが見たい。

【目見田商事】常務取締役 谷家 誠

2022.2.28

大学を中退し、時給が一番高かった錦鯉の養魚場でアルバイトした。


養鯉は体力と気力を要したが、そこの社長が道楽でクラシックカーを数多く所有。

旧車の整備も条件に、正社員で雇ってもらえた。


特段クルマ好きではなかったが、感性が問われるレストアは養鯉と同様に夢中になれた。

俯瞰力が問われるという意味で、両者はとても似ていた。


その後、養鯉場が閉鎖。

有名車検チェーン店に勤めたが、作業を〝こなす〟だけの毎日に、物足りなさを感じた。


日見田商事で働き出して8年。

この会社は、錦鯉の紋様のように個性豊かなスタッフが集結し、旧車のレストアのように創造と偏愛に満ちている。


人生の回り道なんて、アクセルでいう〝遊び〟

僕はこれから全力で加速する。

【日見田商事】マネージャー 保木本 敬一

2022.4.6

3人兄弟の真ん中で育ち、子供の頃から我を通すのが苦手だった。


それでも車の整備と接客は大好きで、多くのお客様のカーライフに寄り添える今の仕事は天職だと思っている。


ただ、私はリーダーには向いていなかった。

1年足らずで精神的に限界が来て、自分から店長の役職を解いてほしいと会社に願い出た。


逃げだと言われれば、そうかもしれない。

けれど、自分の気持ちに正直になれた途端、嫌いになりかけていた自分に少しだけ自信が持てるようになった。


わがままを認めてくれた会社や仲間には、感謝してもしきれない。


新たな自分なりのキャリアを歩むために、整備士や自動車売買、損害保険やEXキーパーの資格を取得した。


店長にはなれなかったけれど、自分らしい自分にはなれた。


私のキャリアにゴールはない。

誰よりもお客様から〝ありがとう〟をもらえるように頑張るだけ。

【富田商店】南前川店 熊谷 久志

2022.3.23

<僕の一番輝ける場所>


今から5年前、勝手に夢を追いかけ 職場を出て行った出戻りの自分を、仲間と会社は笑顔で迎え入れてくれた。


キーパーとの出会いもその頃のこと。

施工車の輝きを見て心を奪われた。

自ら志願し、キーパー2級資格を取得。


以来、間近でお客様の笑顔を見るにつれ、初めてプロとしての責任と自分の居場所に 気づいたような気がした。


その後、1級に挑戦したのは社内で2人。EX資格まで取得したのは、岡崎市内でも自分だけだった。


Q. あなたにとってキーパーとは?


なにか 〝幸せな気分〟を映し出す鏡のような

だからお客様も僕もずっと、笑顔でいられるのかもしれません。

【山崎石油】西尾東SS 柵木 智哉

2022.2.28

17歳の頃、職探しをしていた時に友達からSS仕事を紹介された。


まったく興味はなかったが、ニートになるよりマシだと思った。


あれから8年の月日が流れた。


気づけば誰よりもこの仕事に誇りを持ち、今では洗車No.1スタッフとしてお客様からの指名が絶えないでいる。


彼女は言う。


「我流は楽なようで無駄が多い。プロこそ基本に忠実であれ」と。


埼玉 キーパー技術コンテスト 3年連続準優勝者 大河原 真保

【富田商店】南前川店 大河原 真保

2022.2.28

<現場愛>


入社当時は 法人営業部に配属された。


社内の現場研修で初めてスタンド仕事を経験した。


信念と思いやりに満ちた仲間に囲まれているうちに、自分もこのお店の一員として、認められたいと思うようになった。


研修後に異動願いを提出し、晴れて皆んなの輪に加わった。


何が得意というわけではない。


でも不器用だからこそ、何事にも全力でぶつかっていけると思っている。

【ヒラオカ石油】豊中少路CS 俵石 隼奨

2022.3.31

学生の頃から 夢を語れる人が羨ましく思えた。


流されるままに公務員を目指し、偶然の縁でこの会社に入った。

配属は管理本部。

経営学の専攻が理由だった。


若手はみな所属部署に関係なく、社内ドラコンに参加する。

大会が近づくと会社の駐車場で猛練習した。


7連覇にこだわったのは、管理部門の人間も皆と同じく戦っていることを認めてもらいたかったのかもしれない。


経理と言う仕事は、忙殺か、産みの苦しみか、二者択一を迫られる。


だが、大庭社長体制となり〝経営者視点〟という選択肢が加わると、初めて数字に面白みを感じるようになった。


この企業は 歴史と伝統が深い。

その分、改良の余地も残されている。


未だに夢は分からない。


でも、挑戦を重ねた先に見えるであろう 高台からの景色が楽しみでならない。

【湘南菱油】管理本部次長 松村 弘瑛

2022.3.17

根っからの凝り性で、一度やり出したら最後、効率化を求めてとことん追求するタイプだった。


車検のポスティングを頼まれた時、投函漏れを出すのが絶対に嫌で、商圏の地図を細かく区分けし、効率的な順路を自分の足で確かめた。


そもそも事務職で採用されたが、通検も事務員の仕事だと言われた。

でも、戸惑うより先に、道路の道順から検査の段取りまで、自分なりのルールづくりに燃えた。


この仕事はジグソーパズルに似ている。


地道に手探りでピースを探し、絵柄が合致した時は、嬉しさよりホッとした気持ちになる。


そんなパズルと格闘して早12年。


下手したら家より職場にいる方が長い。

ここは〝天職〟というより、私を夢中にさせてくれる職場。


このパズルの最後の1ピースだけは、ずっと心の中にしまっておきたい。

【目見田商事】総務広報 東 邦恵